常滑藻掛け急須 03 | 伊藤雅風

愛知・常滑に工房を構える若手人気急須作家・伊藤雅風さんの藻掛け急須です。

常滑市で生まれ育った伊藤さん。急須を作り始めたのはなんと高校生の時からという急須界のホープ。顔料が足された土を使う職人さんや作家さんが多い昨今ですが、伊藤さんは土造りから作陶します。水簸、水分抜き作業に加え、寝かせる必要があるため、土造りだけで早いもので1年ほどかかるとのこと。この急須には、瀬戸の木節粘土と常滑の赤土をブレンドした土を使用し、藻掛けという素地に海藻を巻き付けて焼成する技法が使われています。海藻の塩分が酸化することによって作り出される複雑な模様が特徴的です。

容量: 約 250 ml（水のみの場合）
直径: 約 5.5 cm（底）、約 10.5 cm（中心部）
高さ: 約 6.5 cm （蓋のつまみの下まで）